自己採点

こんにちは

シンです

 

入試も終わり、中3生さんは一休みしている時期だと思います。

遅くても夏休みごろから、トップ校を受験した生徒さんは約1年近く勉強を頑張っていたと思います。

もちろん高校に入っても勉強は続くので油断はできないのですが、合格発表までは一休みしてもらえればと思います

 

一休みできるかどうかは合格か不合格かわからないとできないといういう人もいると思います。

そこで今日は自己採点について話をしたいと思います。

ぼくも仕事をしていた受験生の保護者から自己採点をした方がいいですか?という質問をもらうことがあります。

 

正直な話をします

「自己採点は意味がありません!」

 

そんなにきっぱり言うのは・・・

と思う方もいると思うので、意味のない理由を2つ紹介します

 

①自己採点しても入試はもう終わっている

一つ目はこれです。点数が出たところで入試の点数が変わるわけではありません。

「自己採点をする=自分の点数を知って安心したい」というのが心理だと思いますが、良い結果の方はいいですが、悪い結果が出た際にプラスがありません。

また、神奈川の公立入試は初日に試験を、2日目・3日目で面接試験と特色検査を行いますので、初日のテストの点数が悪かった時の切り替えができずに他の試験にも影響を与えてしまいます

生徒は子供なので、切り替えられないと毎年行っているにもかかわらず、自分は大丈夫と言って自己採点をして泣いている生徒も見たことがあります。

今年も自分の教室では女の子がそういって校舎で採点をし、点数が低すぎてみんなの前でなくという事件が発生しました。

お友達も慰めていましたが、本当に困った顔をしていました。子供なので、気持ちの切り替えはなかなかできないので、やらないほうがましです。

 

 

②自己採点にミスがある

神奈川の入試は以前に比べて減りましたが記述問題も存在します。またマークシートも導入していますが、解答をすべて問題に転記し帰ってこない生徒もいます。

そういう子の自己採点はずれが出るのであてになりません。

以前も自分の校舎で自己採点から30点低い結果となり不合格になった生徒がいます。

Sくんという男の子でしたが、最後の模試の結果も60%合格くらいの判定で、入試直前も自分の過去問などの得点を少し盛ってしまうクセのある子でした。

その子が自己採点をした際も自分の選択肢を書いていない問題は、模範解答を見て確か正解の番号を選んだはずといっていました。

現実から逃げていました

その結果が受かると思っていたが、結局不合格という結果になってしまい、私立高校に通うことになりました。

全ての問題の解答を全部印をつけてくればいいですが、そんな時間はないかもしれないので、自己採点をすることありきで受験をするのもどうかなと思っています。

 

以上の2つが自己採点を勧めない理由です

塾によっては自己採点を推奨していますし、自分の働いている塾も本部から自己採点をするようにという連絡が来ます(その結果を集めさせています)

もうすぐ退職しますが、まだ会社員ですので、本部の意向には逆らえない(立つ鳥跡を濁さずの精神)なので、今年は教室で自己採点もしましたが、自分の意見は必要ないと思っています。

今年もう自己採点をしたという人はしょうがないですが、来年以降受験の方は参考にしてもらえるといいかなと思います。